雑感その2

2回目の視聴後に次の感想を、と書いたものの、今の感情が薄れないうちに、箇条書きで。

 

・OP、東宝のロゴが出てくる中、林原めぐみさん(ですよね?)の歌が流れてきて「これこれこれー」

・マリ&ブンダーによるパリ決戦。敵方のメカのあまりの造形に、マリオネットのような動きのアクション、戦艦を盾や投擲武器のように扱うアイデア、とどめのエッフェル塔アタックと、どれだけネジが外れたらこれを生み出せるのかと打ちのめされる。

・場面切り替わって、歩き続けるアスカ、レイ(ではない)、シンジ。ひたすら前しか向いていないアスカ、まったく顔をあげられないシンジ。時折立ち止まってはシンジを待つレイと三者三様。

・アスカ達を迎えに来た車。声で「ケンスケ、来た!」と思ったら、場面転換後に出てきたのがトウジでしばらく「!?」となる。結構長い時間、「これはシンジの心理世界なのでは……?」と思いながら見てしまったなあ。「トウジが生きていたことに安堵しないの?」という疑問が強く残ったのも影響したかも。

・トウジもケンスケも立派になりすぎた感じがあったけど、年月を経て大人になったクラスメイトと、時間の流れに取り残されたアスカ、そもそも時間が経過していないシンジ、生まれたばかりのレイという違いがあったのかな。

・村の生活を経て、社会との交わりを学んでいく「そっくりさん」レイ。TV版のレイのように、こっから人間性を獲得し、TVレイが歩めなかった道を進んで欲しかったな〜。

・出番のなさが気になっていた加地さんのその後が明らかに。この時点で「ミサトさん、出産していたの? そっからシンジと結ばれるって、この後どんなドラマがあるの?」なんて思ってた(嘘ネタバレを目撃してしまっていたのです)

・レイの着替えは、視聴者へのサービス的なものもあると思うけれど、この姿でシンジと相対したら、シンジはどうなるんだろうか、ダメージ大きすぎやしないか、などとも思ったり。

・不覚。何がきっかけでシンジが立ち直ったか思い出せず。次回への宿題だ。

・大量に本を読んでいるマリ。アスカと同様に眠られないことの表れか。

・ヴンダーによる航空バトル。とにかくカッケー。

・バトルの合間に挟まれる、冬月とゲンドウによる語り。初期は「何やらコムツカシイこと言ってますね?」みたいな感じだったのが、今やなんとなく内容を理解できるようなったのは歳のせいか。ちょっと悲しい。

・アスカとマリに立ち塞がる、またえぐい姿の量産型。もう本当に、どうやったらあんなデザインを発想できるのか。

・ゲンドウの策略で取り込まれるアスカ。「え、これでヒロイン候補がみんないなくなって、最後にミサトとくっつくの?」とまた嘘ネタバレに惑わされる。

・初号機に乗ろうとするシンジに、新メンバーの女性クルー二人がそれぞれの理由で止めようとする。クルーといえば、伊吹マヤ日向マコト青葉シゲルはそれほど掘り下げがなかったなあ。マヤは冒頭とラストの「これだからは若い男は……」があったけど、マコトとシゲルは拳をあわせるぐらいか。今作は「シンジ達チルドレンと、大人になりきれなかったゲンドウ、大人としての責任を全うしようとしたミサト」に焦点を合わせてたなあ。

・ゲンドウvsシンジ。特撮セットっぽい舞台で戦うのは、「二人の決着は戦いではつけられない」という暗示なのかなあと思ったらゲンドウがそれっぽいことを言い出した(笑

・かつて他人との関わりを拒絶していたゲンドウ。しかしユイという存在と出会い、他人と関わるようになってその大切さを知ったが故に、失ったときにその喪失感に打ちのめされてしまう。それがゲンドウを凶行へと駆り立てたのだけど、同じような道を進み、先に一歩踏み出したシンジによって、ようやっと一歩踏み出す。

・アスカとの別れ。カヲルとの別れ。カヲルと加地との関係は、正直よくわからず。パンフとかで後々明らかになるかな?

・回想でもちょこちょこ描かれていたけど、やっぱりユイ、ゲンドウと共に冬月の生徒だったマリ。彼女のバックボーンは今後描かれることはないのだろうけど、それはそれでありなのかな、とも思うウ(考察はいろいろされているし)

・何年後か、何十年後か、何百年後かの世界で、カヲルとレイは幸せな学生生活を送り、シンジはマリと共に生きるでED。できれば何年後かの世界で、階段を登った先でアスカ達がいたらいいなあ。

・シンジの声変わりにはびっくり。EDテロップで見る限り、神木隆之介さんだよね。緒方恵美さんでも大人の男性ボイスは十分出せたはずだけど、あえて変えたのは「少年期の終わり」を表現したかったのだと解釈。

・駅構内のアナウンスが大原さやかさんだったのに反応したのは内緒(笑

・EDの「宇部新川駅」は調べたところ山口県。安野監督の故郷だそうな。

 

以上。

自分の中でちょっと情報を整理できたから、2回目はもうちょっとうまく咀嚼できるかも。