Gロッソ最終決戦「輝け!キラメキの光!」

テレビ放送最終回直後、11:10の回を見てきました。


ほぼほぼ満席!お子様もいっぱい!
前回7割程度の埋まり具合で「近くに住んでいるから移動中の感染リスクも低いし、僕が来られない人の分までエールを届けねば……!」などと、妙ちくりんな義務感に駆られていましたが、まったくの杞憂でした。

 

開演前に主題歌アーティスト大西洋平さんからの観劇マナー説明あり。前回は見た覚えがないのだけど、途中で収録されたのかしらん?

モニター内の大西さんに「はい!」と返事するお子さんがいて「これこれ、これがスーパー戦隊ショーよ!」と一人盛り上がり。


ただし、ショーの最中は声を出して応援できないため、ショーの応援は拍手&ペンライト(前売り券購入で入手可能)を振る形に。お子さんたちの「キラメイジャ〜!!」を聞いてみたかったけど、こればかりは致し方なし。

 

ショー開演を告げるナレーション。が、途中でノイズが走り、ヨドン軍のショーケース邪面がジャックを宣言。過去のデータを使い、べチャットを邪面師に変える能力で、ラグビー邪面とマネキン邪面が復活し、子供たちをショーケースに閉じ込めようとしたとき、充瑠たち5人が登場!

「せっかくのショーを台無しにしちゃって! 許さないんだから!」

全身でプンスカ怒る瀬奈お嬢様、さすがです。
(ここに限らず、瀬奈は体全体で喜怒哀楽を表現していて、見ていて楽しかったです)

 

そしてやっぱり、「素顔の戦士」最大の見所は本人たちによる殺陣!
充瑠の決して身体能力が高いわけではないのだけど、懸命に闘う、どこか泥臭さもあるアクションや、為朝のシャープな身のこなし(軸足ブレずに二度蹴りをカッコ良く決めるとか、やっぱダンスしてる人は違うな!)、瀬奈の見事な側宙。

スッときれいに立ったたまま、華麗にベチャットの攻撃をいなす小夜。(小夜は立ち姿が非常にスマートで、大きく動かなくても見栄えがするんですね)、切れ味鋭い時雨のチャンバラに「そういえば人気イケメンアクション俳優だったなぁ……」と、最近忘れがちだった設定を思い出したり。

 

コピーされた邪面師としてシャドンも登場するが、そこへ駆けつけたのが、ワンダーお兄様、宝路!
生で見ると、テレビの印象よりもずっとデカい!そして一挙手一投足が力強い!

 

たまらずヨドン軍は一時撤退。そこへ、今日のショーのスペシャルゲストとしてマブシーナが登場すると、途端に「マブシーナ〜、こっちへおいで♪」と満面の笑みになる宝路お兄さま。
思い返すと、今回のショーにおける宝路のセリフ、半分ぐらいは「シャイニーング」と「マブシーナ」だったような……。
(ちなみに姫様は、お兄さまではなく小夜の方へ駆け寄って行きました)

 

「ヨドン軍を追い払えたのは、みんなの手拍子とペンライトの応援のおかげだよ!」と客席に声をかける充瑠だが、そのペンライトが急に消えてしまう(公演中は運営側で色などを操作可能)。
実はGロッソ自体が、ショーケース邪面のショーケースとなっていて、キラメンタルが封じられてしまったのだ。
コピー邪面師としてガルザも復活し、変身も不可能。ショーケースに閉じ込められ大ピンチに陥るキラメイジャー だが、不屈のキラメンタルでショーケースを打ち壊し、さあ、きらめこうぜ!

 

ここからは、コピー百人一首邪面、デジカメ邪面、万力邪面と変身後のキラメイジャーとの対決に。
(なお、万力邪面を見た時雨が取り乱す一幕もあり)

 

ちょっと横道にそれますが、Gロッソのショーの最大の魅力として、生アクションの素晴らしさがあげられると思います。

2階ぐらいの高さから飛び降りつつ敵を斬りつけたり、ワイヤーで空中を舞いながら斬りあったりするのは、生観戦だと、想像している以上にテンションがブチ上がり。
あれだけでもお金払って見る価値ありと個人的には思っていますので、ちょっとでも興味のある方はゼンカイジャーショーをぜひ。

 

あと、最終話後の今見ると、ガルザの相手が宝路というのもグッと来ました。TVでは実現しなかったけれど、(コピーとはいえ)最後を看取ることができたんだなあ。

 

途中からはゴーキラメイジャーとなり、見事ヨドン軍を撃退したキラメイジャー。

ショーを再開し、各自のキャラソン&ダンスを披露。

 

ゴーカイジャー以来の観劇でちょっと驚いたのが、過去はほぼアクションショーのみだったのが、今回はアクション:歌&ダンス半々ぐらいの割合だったんですよねえ。

最近のショーはこの形なのか、それとも今回のみの仕様だったのかちょっと気になるところ。(どっちが良いというわけではなく、単純に知りたいだけ)

 

ほとんどのメンバーがバックダンサーを引き連れる中、ソロでダンスを披露する為朝。

やっぱりカッコいいんですよねえ。思わずため息。
(前回は小夜もソロだったんだけど、今回はバックダンサー付きだったのは、公演ごとにちょっとずつ変えてるのかな?)
ちなみに時雨は「時雨は踊らないんですわあ」と、なぜか歌いながらの殺陣でした(笑

 

ラストは全員そろってのEDダンス。1年で前傾姿勢がより深くなった時雨のキレッキレダンスは何度見ても楽しい(笑
充瑠&瀬奈の元気いっぱいショベローとか、小夜の「ギュイーンとFLY」の可愛らいしジャンプとか、瀬奈のエモいヘリコとか、普段見られないパートが堪能できるのも生観劇ならでは。
あと何気に、サビを6人で踊るのを見られるのも嬉しかったなあ。

最後の決めポーズの直前、宝路の腰だめに構える姿勢がテレビ版よりもグッと力が籠っていて、よりヒーローらしさが増していたと思います。

 

最後の挨拶では、充瑠の「後ろの席までいーっぱい」に「うんうん、そうだよね。嬉しいよね」と面倒くさい拗らせ感動を見せたり為朝の「俺たちはこれからも、皆さんの心の中にいるから!」に「タメ、カッコ良すぎるよ……」となったり。

 

前回観た時から大きく変わったのが、ファイナルライブツアーと「vsリュウソウジャー」のお知らせがあったこと。
FLTは実現できて、本当に良かったなあ。今から大入りの観客を前にした6人の反応が楽しみ。
そしてリュウソウジャーの話題の時、ずっとリュウソウジャーのポーズを撮り続けた為朝に、深い特撮愛を感じてまた感動してしまったり。

 

充瑠の話っぷりからすると、他にも隠し球がありそうな気がしたけど、ひとまずはFLTラストの大阪配信を楽しみにしたいなあと。

 

二手に分かれての退場、最後に為朝と時雨が残って「最終話、イケてたよな」「やっぱり俺たち」『イケてる6人だな!』で締め。
前回は為朝&小夜だったので、ここも公演ごとに違う組み合わせなのかも。

 

帰宅後、今後のスケジュールを確認したらほぼほぼ完売状態(前売り券は予定枚数終了)で、恐らく、僕が現地参戦するのは、多分、今日が最後になりそう。
来年以降は素顔の戦士ショーを見ることもほとんどない(自分がチケットを入手することで観られなくなるお子さんが出るのでは、という不安から)と思うのですが、今回、ゴーカイジャー以来約10年振りにGロッソに来て、やっぱりスーパー戦隊が好きなんだなと再確認できて良かったです。

 

今年は完走するのが例年以上に厳しかったのは、関係者じゃなくても容易に想像でき、その苦労に見合った手応えをキャストが得られたかといえば、(その機会すらこれまでなかったので)ほとんど得られなかったのではないかと思うのですが、そのような環境の中、1年間走りきってくれたことにただただ感謝を。
そして、手応えを一気に取り返せるFLTになることを、心より祈りつつこの項を閉じたいと思います。